そうだったのか!「かも」の法則

以前読んだ本で、ウェルビーイングを生きていくのに改めて参考になった本「かもの法則」

著者は西田文郎氏(メンタルトレーニングのパイオニアで、トップアスリートの指導者)で、書いてあることは極めてシンプルだが、極めて重要な内容だった。

これまで何十年も生きてきて、「あー確かになぁ、、」と思うことだったので、これから是非知っておいたほうがいいと思う。

「かも」の法則とは

私たちは、将来のことに対して、「できるかも」「やれるかも」「幸せになれるかも」と思ったり、逆に「できないかも」「やれないかも」「幸せになれないかも」と思ってしまうもの。しかも無意識に。

そして、この「かも」をどう意識して使うかによって、未来は大きく変わるということが「かもの法則」

極めてシンプルだけど、極めてパワフルな内容だった!

「かも」とはつまり「予感」のこと。

頭の中であーだこーだと考えて、「こうすれば仕事はうまくいくはずだ」とか、「このやり方で間違いない」とかいくら理性的に考えたとしても、その心の奥底にある予感、「うまくいかないかも」とか「失敗するかも」という予感があれば、うまくいかない。なぜなら、理性で考える以前の無意識で否定的なほうに舵を切っているから。

だから、「かも」を「うまくいくかも」「成功するかも」と言い換えるだけで、心は将来への期待に満ちて、その方向へ動き出すというもの。

これって、極めて単純だけど、実際に自分の心の中で「かも」を試してみると、実感すると思う。

「できるかも」「何とかなるかも」「成功するかも」「痩せるかも」とか。なぜなら、「かも」は断定した言い方ではないし、心に嘘をついてないので心にすっと入ってくる。

願望」は実現せずに、「予感(かも)」は実現する

(理由)
願望は、表層的な脳(大脳新皮質)が生み出した観念に過ぎないが、予感はもっと深いところにある潜在意識から生まれるから。

例えば、幅30センチの板の上を歩くことは簡単にできると思う。しかし、仮に地上100Mの高さにその30センチに板があったら、地上と同じように渡れるだろうか?頭の理屈では渡れると理解していても、心の底では「下手したら落ちるかも」という予感が勝ってしまうのではないだろうか。

そして、私たちの脳は予感を抱いた瞬間から、全力でその予感を実現しようとフルパワーで動き出すようにプログラミングされているから。

人の心には、肯定的な「かも」と否定的な「かも」の二種類がいる。

「かも」をどう使うかは自分次第。将来のことなど誰にも分らない。

であれば、将来に対して明るく希望に満ちた「かも」を使ったほうがいいと思う。だって自分の心に嘘はついていない。「うまくいくかも」と肯定的な「かも」で日々努力したほうが楽しい。

これまでの長年の習慣で、否定的な「かも」が出てきたら、これからは肯定的な「かも」に置き換えてみてはどうだろう。

ポジティブシンキングと何が違うの?

よく、成功するためには、前向きに考えようとか、否定的なことは考えてはダメだとか言うけど、「かも」と「ポジティブシンキング」との違いは何か?どっちの考え方が人間の脳にとって効果的な使い方なのか。

例えば、次の文を見てどっちが心をワクワクさせるだろう?(感じてみて)

(Aパターン)
・私は大成功する
・私はこの大目標を達成する
・私はオリンピックに出て必ず金メダルを獲る

(Bパターン)
・私は大成功するかも
・私はこの大目標を達成できるかも
・私はオリンピックに出て金メダルを獲れるかも

Aがポジティブシンキング、Bが「かも」の法則

Bの「かも」のほうがAと違って未来の質感が変わった気がしないだろうか。Bのほうがワクワク感がある。

人が行動的になり、心から意欲が湧き出るのは、未来に対するワクワク感がある時であり、このワクワク感が感じられるのが「かも」の法則。

だから、必死に何か達成しようとか、頑張る気持ちはわかるけど、自分に対して「うまくいくかも」とかの肯定的な「かも」を羽ばたかせながら頑張ったほうが、ワクワクして未来を幸せにできるのだと思った。

お金もかからないし、少し「かも」を日常生活に取り入れたらどうだろうか。

これも、ウェルビーイング! カモン! ウェルビーイング!

昭和~令和までサラリーマンやってます。心がフッと軽くなる考え方や、元気に生きて行こうという気持ちになるブログを目指してます。誰かのために、もっとWell Being(幸福)な世の中のために!

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