これはダライ・ラマ14世が、「人間について驚かされるのはどの点か?」と問われた時の答えの一部だそうである(『LIFE SHIFT2(ライフ・シフト2):100年時代の行動戦略』より)。
いやー、かっこいいぜダライ・ラマ! 皮肉が効いたこの一文、まるでロックスターのようではないか。
お金と幸せの間に相関関係はほとんどないのである。もう少し具体的に言えば、幸せになるために「使える」ツールは、もちろんお金もその中の一つではあるが、その他にも世の中に五万とある。
例えば、ランニングすること、音楽を聴くこと、酒を飲むこと、太陽、水、風、木や草や花、鳥、虫、友達、家族、笑顔、挨拶、歩くこと、走ること、スキップすること、ストレッチ、深呼吸、お寺や神社に参拝すること、風呂に入ること、料理すること、掃除すること……いやもうきりがない。
このように無限にある「幸せになれるツール」の中で、お金とはその中のたった一つに過ぎない。
つまりは「お金があるかないか」だけで人の幸せが決してしまうという考え方は、どう考えても常軌を逸している。
呪縛から逃れよう。
これも、ウェルビーイング!
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