あまり馴染みが無いが、研究対象としてカソリック修道女を研究することで、様々なことが分かるらしい。
心理学者・疫学者のホルスト・ビッケル(Horst Bickel)教授らの研究チームは、調査対象に、ドイツ南部バイエルン州(Bavaria)の修道女442人を選んだ。その理由は、修道女は何十年にもわたり同じ修道院に暮らしてほぼ同じような毎日を過ごしているという同質なグループであり、結果を歪曲する可能性のある外部の影響を排除できるからだという。
何を研究して、何が分かったのか?
①認知症になりやすいタイプ
・442人のうち、認知症の兆候があらわれていたのは104人で、うち92人は学歴が低かった。
若いころの教育レベルとその後の認知症との明らかな相関性を示している。
・責任ある地位についている修道女では、そうでない人よりも認知症リスクが低いこともわかった。
② ポジティブな人は幸せ
・22歳のときにポジティブな感情をたくさん書いた修道女はとても長生きすることが分かった。
→94歳まで生きる割合:ポジティブ感情が少なかった修道女はおよそ15%
ポジティブ感情が多かった修道女はおよそ50% (ポジティブな人は幸せ)
こうしたことを、科学的に研究しているのが興味深い。参考にできるところは頂いて、幸せになるのもいいことだと思う。
これも、ウェルビーイング!
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