面接で人を見る方法

面接はされるほうより、面接する側のスキルというか人を見る眼が問われる。これはなにも会社だけの話しでなく、いろんな人間関係においても当てはまると思う。

以下はコンサルの人のコメントだが、参考になると思う。

①志望理由をいきなり聞かないこと(相手は容易周到に準備してるに決まってるから)
【NG!】
志望動機についての質問が、「当社を志望する理由を教えてください」のみ。
【OK!】
「当社についてご存知のことを、すべて話してみてください」

②長く勤務するつもりがあるか確認するための質問
【NG!】
「すぐ辞めたりしませんよね?」
「当社に入社したら、長く勤められますか?」
【OK!】
「今回の就職(転職)にあたって、重視するポイントを3つ挙げてください。たとえば、ワークライフバランスとか、高い給与といった処遇面とか」

もし「やりがいのある仕事がしたい」と相手が言ったら、
【OK!】
「あなたにとってのやりがい(自己成長)とは?」

③コミュニケーション力を見る質問
【OK!】
(1)「あなたにとって、仕事とは何ですか?」
「○○についてどう思いますか?」
➡漠然としていて、パッと答えにくい質問。事前に回答を用意できないため、即応性を見ることができます。

(2)「仕事をする上で、苦手なタイプはどんな人ですか?」
「その苦手な人と、どのように付き合っていきますか?」➡苦手なタイプを聞いて終わりではなく、それにどう向き合うのかまで突っ込んで聞くことで、苦手から回避しないコミュ力を感じ取ることができます。

(3)「あなたは、周りからどのように言われることが多いですか?」➡周りとコミュニケーションがとれている人なら、周りからの自分の評価を把握できているはずです。

(4)「独りで黙々とする仕事と、仲間と一緒にする仕事、どちらがやりやすいですか?」➡周りとコミュニケーションを取ることに関して、ポジティブなのかネガティブなのかが見える質問です。

(5)「それはなぜですか?」➡コミュ力が高い人は、回答が論理的で一貫性があります。回答を深く追及することで、それをあぶり出すことができます。

④協調性を知るための質問

【NG!】
「協調性は、ある方ですか?」

【OK!】
(1)「チームワークを発揮して成果を出した経験があれば、教えてください」
(2)「職場の人と意見が対立したら、どうしますか?」
(3)「余裕がない状態で、職場の仲間から支援を求められたら、どうしますか?」
(4)「仕事をする上で、大切にすべきことは何ですか?」
(5)「これまでにチームで成し遂げた経験と、その中でのあなたの役割について教えてください」

中谷充宏著『小さな会社の採用 お金をかけなくてもここまでできる!』(秀和システム刊)

(1)(5)やはりこうした経験が乏しいと、会社組織に入ってもどうふるまえば良いかすらわからず、協調性に欠ける可能性があります。
(2)対立を解消した経験があれば、それに基づいて回答するはず。その解消法から協調性の有無を判断できます。
(3)「もちろん、支援します」と回答したら、「余裕がないのに?」と追及して、本当にそこまで対応する気持ちがあるのか、本音を引き出します。
(4)あえて漠然とした質問をすることで、ここで「個人>組織」という旨を感じ取れたなら、協調性に乏しい可能性があると見ます。

人を見る眼を養うことは、お互いにとって幸せなことではないだろうか。

これも、ウェルビーイング!

昭和~令和までサラリーマンやってます。心がフッと軽くなる考え方や、元気に生きて行こうという気持ちになるブログを目指してます。誰かのために、もっとWell Being(幸福)な世の中のために!

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