弱いつながりも大事

「弱い紐帯(ちゅうたい)の強さ」と言う言葉があるらしい。

これは、米スタンフォード大学のマーク・グラノベッター教授が提示した概念で、ボストン近郊の労働者の転職活動を調べたところ、頻繁に会う昔からの友人より、年に数回しか会わない知人からの情報が職を得るのに有用であることを発見したというもの。

この関係性を「弱い紐帯」と呼ぶそうだ。

よく、「チーム一丸となって」とか、「心を一つにして」とか言うけれど、それはそれで効果的なこともあるが、閉じた関係で一枚岩であれば情報共有はできるけれども、新鮮な情報に触れる機会は少ないかもしれない。

一方、弱い紐帯で結ばれている者同士は、日ごろは会わず異なるグループに属している可能性が高いので、結果、その人との会話は新鮮な情報をもたらしてくれるかもしれない。

「類は友を呼ぶ」というように、バックグラウンドの似た者同士は強く結びつくけれど、逆に、弱い紐帯で結ばれている者は、バックグラウンドの異なる者同士とも言える。

弱い紐帯を通じた会話は、異質な考え方にも触れる機会を増やし、凝り固まった思考をほぐして発散的思考や柔軟な思考を促すとも考えられる。

何が言いたいかというと、普段付き合わない人とも時には会うことで、新たな発見があるんだと思う。

自分の人間関係を少し見直してみてはどうだろう。

これも、ウェルビーイング!

昭和~令和までサラリーマンやってます。心がフッと軽くなる考え方や、元気に生きて行こうという気持ちになるブログを目指してます。誰かのために、もっとWell Being(幸福)な世の中のために!

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