向谷地生良(むかいやち いくよし)さんの本に書いてあった言葉。とても共感できる。
世は「個人情報保護」の時代です。しかし、個人の持つ情報の中で秘匿すべき情報はごく一部で、ほとんどが地域で暮らす1人の市民の有用な生活体験として共有すべき大切な情報なのです。
ですから、早くから浦河(地域)ではそこに着目して、「弱さの情報公開ー困った体験、失敗の体験、苦労の体験の公開」を提唱してきました。
「弱さ」という情報は、公開されることによって、人をつなぎ、助け合いをその場にもたらします。
その意味で、「弱さの情報公開」は、連携やネットワークの基本となるものなのです。
それをプライバシーとして秘匿してしまうことによって、人はつながることを止め、孤立し、反面、生きづらさが増すのです。
「社会的なつながり」が大切なら、その前提として「弱さの情報公開」って必要だと思う。

生きてりゃいいことばかりじゃない。弱さは人に見せていい!
一人一人が自分の抱えている「弱さ」を恥じることなく寄せ合ったとき、人はつながり、共に助け合える。
これも、ウェルビーイング!
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