「幸せかどうかなんて、気にしなくてええんです」

これは、1929年生まれの精神科医、中村恒子さんの言葉。

中村さんは、1945年6月、終戦の2か月前に医師になるために広島県尾道市から一人で大阪へ。混乱の時代に精神科医となる。2人の子供の子育てと並行しながら勤務医として働き、2017年7月(88歳)まで週6日フルタイムで外来・病棟診察を続けていた。「いつお迎えが来ても悔いなし」の心境にて生涯現役医師を続けている。

また、「心に折り合いをつけて、うまいことやる習慣」という本を出していて、以前読んだことある。

楽に生きていけるヒントがたくさん書いてあった。学ぶこと多いなと思う。

色んな人が色んな事を言うかもしれへんけど、結局、最後は自分。
自分がどう生きるか、どうしたいか、ということだけなんです。

人間なんて70歳80歳にもなったら「勝ち」も「負け」もあったもんじゃありません。
肩書きや経歴なんてどうでもええ。身分に差なんてありゃしません。

自分も家族も健康で元気でいてくれたら、世間話ができる友達がいてくれたら、それ以外は何も必要ないと思うんです。

掛け値なしに弱みをさらけ出せる話し相手がいるかどうか
それが元気になれるいちばんの秘訣。

仲良くする人は好き嫌いで選べばいい。
損得勘定で付き合うといいようにされるか孤独に悩むか、どっちかになる。

「愛があるゆえの注意」ということもあるかもしれへんけど、本当に愛情があるかどうかなんて言われたほうはすぐにわかるもんですわ。

不快だったり傷ついたりしたと感じたら、「この人はそういう人なんや」と距離の取り方を変えましょう。
まともに付き合おうとしたり気に入られようとしたり、頑張るから余計に関係がおかしくなるんです。

試験の問題ならいざ知らず、生き方や人付き合いに万人共通の答えなんてあるもんでしょうか。
人生のあらゆる選択は最後には自分で責任を持って決めていくもんです。

そもそも人間関係に100点はないんやからと言い聞かせて、心が許せる人だけ本音を言ったり、愚痴を吐いたりすればええんですわ。

やっぱり、心に嘘をついたらいけません。
自分を見失って余計な負担をかけ続けると、うまくいくもんも、うまくいかなくなってしまうんですわ。

人の意見に耳を傾けることは大事なんやけど、それは、人に振り回されることとはまったく別の話です。

人生に、イヤ~な経験はつきものです。
自分でなんとかできる問題もあれば、まったく自分の手の及ばないこともありますわな。
問題は、後者のほう。自分ではどうしようもないこととどう折り合いをつけるかということやね。

大事なことは、自分の性格だったり、好き嫌いだったりをちゃんと把握しておくことやないかしら?
得意なことは大いにやればいいし、苦手なことは無理してやらんでええ。

仕事の質は中途半端で大いに結構。
手抜きでいいから途中で投げ出さないことがいちばん大事。

完璧を目指して挫折するよりも、不細工な形でも続けていくことのほうが大事なんやないかと私は思います。

家庭の平和が何においてもいちばん。
それさえ守れればあとはぼちぼちで。

ヘタしたら1日のうち一番長い時間を職場にいるわけで、どうせなら気持ちよく仕事をした方がええ。
結局、人間関係がええというのが心の快適さの大部分を占めると思います。

人間関係の秘訣は、「距離感」に尽きる。
踏み越えてはいけない一線は決して超えずに保ち続けること。

結局人は「自分らしく」しか生きられないんですわ。
人に振り回されっぱなしの人生に疲れた時はそんなことをぜひ思い出してみてください。

また、中村さんはこんな発言もしている。

「他人さんのことなんか気にしている暇あったら、目の前の仕事をこなそう」

「皆それぞれの立場で、たくさんの悩みや苦しみを抱えている。どんな立場になっても悩みや苦しみは常について回る。だから羨んだりしても意味がない」

人間関係の距離感とか、自分らしくとか、肩の力を抜いて生きていくことが幸せにつながっていくのだろう。

これも、ウェルビーイング!

昭和~令和までサラリーマンやってます。心がフッと軽くなる考え方や、元気に生きて行こうという気持ちになるブログを目指してます。誰かのために、もっとWell Being(幸福)な世の中のために!

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