これは、みうらじゅんさんが作った造語。核兵器の非核三原則じゃありません。。
比較三原則とは、「他人」と「過去」と「親」と自分を比べないこと。
人間の苦しみは、いろいろ比較することから生まれてくるのだと思う。ユニークな表現だな。
人間は弱いもので、常に自分と他人を比較して生きています。また比較しなければ、自分が今どのような位置に立っているかを自覚できないものです。
・良いか、悪いか
・カッコいいか、ダサいか
・面白いか、つまらないか
・幸せか、不幸せかこの世にいるのが自分だけだとしたら、比較もしないし、もしかしたら苦しみも生まれないかも知れません。他人がいて、それを比較する言葉があって、はじめて自分の立っている位置を認識します。
比較ができるからこそ人類は進歩したかも知れないし、比較こそが苦しみを生む原因なのかも知れません。
でも、上手に「比較三原則」を意識すれば、気が楽になることもるかと思います。
例えば、「比較するから落ち込んでいるんだ」と自覚した瞬間、意外と「なんで俺は~」という気持ちは減っていくかも知れません。
悩みの根源が比較にあることに気づくことで、楽になれることも多いはずです。むしろ、そのことに気づかないままでいるほうが、圧倒的に苦しい。
この世界が諸行無常で諸法無我なのだとしたら、比較しても仕方ないし、そこに優劣はつかないことになります。。
人はついつい、比べてしまうもの。
幸せになるには、比べないに越したことはないが、「あーいま比較してるんだ」と気づくことだけでも、ずいぶんと気が楽になることもあると思う。
みうらさんは、「マイブーム」や「ゆるキャラ」という言葉を作った人。言葉を持つことで、イメージが湧きやすいし、理解しやすくなる。
「比較三原則」もまさにその言葉。
何かの時に、ふっと「比較三原則」と唱えてみよう。幸せになるかも。
これも、ウェルビーイング!
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