楽しい経験もそうだが、美しい経験のほうが心に残るということもある。
美しい自然、人の美しい心。そういう美しいことだけ覚えていると、人生捨てたものじゃないなぁとも思う。
何度かブログでも書いているけれど、アランの『幸福論』の中に「上機嫌」という章がある。
「たまたま道徳論を書かなければならないとすると、私は上機嫌ということを義務の第一義に置くだろう」と書いてあり、この言葉はとても素敵だと思う。(以前にも書いたけど)
家でも会社でも、ぶすっとした表情では周りの雰囲気も悪くなる。しかし上機嫌であれば周りにも良い影響を与える。

上機嫌な人は、自然体でノー天気で上機嫌になっているわけではない。上機嫌な人は、心の内面ではいろんな思いを抱えながらも自分を良い方向に律して生きているはずだ。
私も不機嫌な時もあるけれど、この「上機嫌でいよう」ということをいつも思い出すようにしている。
「成人」という言葉は、人に成ること。
上機嫌な人になろう。
これも、ウェルビーイング!