人を知ることは生きていくうえで大事なこと。
健康のためにランニングをしたんだから、甘ーいケーキを食べたっていいよね、と自分の心の中でバランスというか辻褄を合わせることはある。
言い方を変えると、「いいことをすると悪いことをしたくなる」のが人間なのかもしれないし、人間だけでなく会社も同様のようだ。
ロンドンビジネススクールのOrmistonとカリフォルニア大学のWongは、Fortune500の49企業を1996年から2002年まで調査をした。
エンロンは、医療、教育、芸術などに多くの慈善活動を行っていることで有名だったけれども、その後会計不正で崩壊した。また、世界有数の石油会社であるBPは、2008年世界最高基準の安全性を謡っていたその矢先、2010年に史上最悪の原油流出事故を起こした。これはなぜか?
いいことをしたら、ちょっと気が緩む。個人でも企業でも同じのようだ。なかなか難しいことではあるけれど、あの人はいい人とか、悪い人とか、そういうことではなく、人間はこういう生き物だと理解することが大事だろう。
「好事魔多し」ということわざもある。
いい時こそ気を引き締め、逆に良くない時でも腐らず、淡々と。
これも、ウェルビーイング!
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