これは、前野隆司先生の本「脳はなぜ心を作ったか」に書いてあったこと。
そーいうことか!と合点がいったので、記録しておきたい。
普段仕事してたり、勉強してたり、家事してたり、何気ないときにふっとどこからともなく頭の中に考えがよぎることはないだろうか?
自分が意識して考えたことないのに、「あれ、あの本どこにあったけ?」とか「昨日、あんなこと言っちゃってまずかったな」とか、「小学校の時のあいつ今どうしてるんだろ」とか、自分が意図したつもりが無いのに、勝手に頭の中に考えが沸き上がってくることがある。
これって、何でだろう??とずっと疑問に思っていたが、この本によるとこういうことだ。
つまり、脳の中にいる無数の小びとたち(脳内ニューロン、神経細胞の例え)が、勝手に考えて思ったことが、川上から川下へ流れてくるのが妄想で、それを「私」は単に眺めているだけ。という見方。
なので、色んな妄想や考えが頭の中にふっと浮かんできたとしても、ある意味それは「私の責任じゃない」とも言える。私はただの「観察者」に過ぎないのだ。
こう考えれば、いちいち「妄想」に悩まされることはなくなるのではないだろうか。だって、小びとのせいで勝手に川の上流から流れてくるだけだもの。
だから、気に入らないものやイライラするものが川上から流れてきたら、以前ブログに書いた通り手放すだけでよいのだ。
自分にはこの見方が非常にスッキリした。仏教のヴィパッサナー瞑想と言われるものも、同じような見方なんだと思う。
これも、ウェルビーイング!
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