来年の日ハムが面白そうだ。
新庄剛志が監督に就任するというニュースを見て、思わずニヤニヤしてしまった。なんでだろう?
彼のこれまでの様々な言動やパフォーマンスが楽しかったから、これから楽しませてくれるだろうという期待感がある。
それはどこから来ているかと言うと、彼が無意識で発信する「ワクワク感」が強力な磁石となって多くの人の心を引き寄せているからだと思う。

人の心は敏感なセンサーを持っていて、他人の心から発する本音の波動を敏感にキャッチする。顔は笑っていても目が笑ってないとか、口で優しいことを言っても本当は怒っているとか、、日常よくあること。
その点で、新庄は心から楽しんでいることが理屈じゃなく伝わってくるし、同様なことを大谷翔平にも感じる。彼らは心から「ワクワク」楽しんでいるから、多くの人の心をその「ワクワク磁石」で引き付けているのだろう。
野村監督が、新庄のことをこう語っていたそうだ。
阪神タイガース時代の新庄剛志も、ある意味で私の意識を大いに刺激したバッターだった。
「宇宙人」と呼ばれたように、彼の言動は私の理解を超えていた。考えたり、頭を使ったりすることも大の苦手。いくら理をもって説いても無駄だった。「ミーティングの時間を短くしてくれ」と申し出てきたほどである。
しかし、素質は抜群だった。天才といってもいい。興味をもったり、気持ちが乗ったりしたときは、とてつもない力を発揮するし、素直な明るい性格で、チームのムードメーカーになることもできる。唯一無比の長所をもっていた。最下位が定位置だった阪神を浮上させるために、必要不可欠だった。なんとか戦力にしたいと私は考えた。
出した結論は、ほめておだてて気分よくプレーさせること。「何番を打ちたいんだ?」と訊ねると、「そりゃあ、4番ですよ」と即答したので4番をまかせたし、キャンプではピッチャーもやらせた。新庄は楽しそうにプレーしていた。
それまで2割2、3分程度しか打てなかった新庄だが、その年は2割5分を超え、さらに翌年は2割7分8厘、26本塁打をマーク。そのオフにはアメリカへと旅立った。
新庄は「自分軸」をしっかり持った選手だった。野村監督に気に入られようとか、忖度することなく自分を貫いたんだと思う。
大谷翔平もそうだが、自分の強みや好きなことをとことんやってワクワク生きていれば、そこから強力な磁力が生じて、協力してくれる人たちが寄ってくるんだと思う。
好きなことをワクワクくしてやっていこう。
これも、ウェルビーイング!
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