9/21実施の「日経Well Beingシンポジウム」で、第一生命の社長が中期経営計画で「ウェルビーイング」を掲げたと発表していた。
味の素、丸井との3者でのパネルディスカッションが印象的だった。大手企業で真剣にウェルビーイングに取り組み始めたことを感じている。
第一生命では、昨年コロナで社員の給与は減らさず、営業目標を廃止した取り組みを行った。その中で、社員は営業ノルマが無くなったので、給与の使いみちとして、地域の農家の野菜を買ったり、様々な地域ボランティアを行った社員が増えたとのこと。
そこで、地域の方から「ありがとう」「助かるわ」等々の感謝の言葉を頂き、社員は大変うれしく感じたというエピソードが社長から発表された。
生命保険という業界は、保険料を払っても特に病気等にならなければ給付を受けられるわけではなく、それはそれで健康にすごせて良かったのだが、お客様からなかなか感謝の言葉を頂く機会が少ない業界だ。
そんな中で、地域の方に感謝を頂けることは、貴重な体験であり、ウェルビーイングをまさに「自分事」として実感できたそうだ。
慶応大学の前野先生もよくお話しされるが、利他心(他人に何かしてあげること)を持つことが、自分の幸福につながるのだとも思う。
これも、ウェルビーイング!
コメント