こんな話しを聞いてなるほどと思ったこと。
それは時間感覚。
先のことに対する表現として「遠い・未来」「近い・将来」と距離感で話すことが多い。
これは、実際にリアルな距離にも関係があるらしい。例えばジャングルの密林のアマゾンで暮らす原住民たちは物理的に遠くを見ることができないので、彼らにとって未来は目先のことが中心になる。
一方、サバンナで暮らす人たちは地平線を見渡す大地に暮らしているので、彼らは遠い先の将来のことも考えるらしい。
また、会社でいうと偉い人はビルの高層階フロアにオフィスがあり、窓から遠くを見渡すことができるので、会社の遠い将来を見据えて「ビジョン」を考える。

一方、普通の社員はビルの低層階で目の前のパソコンと格闘しているので、会社の遠い将来よりも今日の〆切という近い未来が中心になってくる。
つまり、目が遠いところを見つめる人は遠い将来を考えるし、目がパソコンやスマホなど近い距離ばかり見ている人は近い将来のことが気になるそうだ。
物理的な距離と、時間感覚の距離は実はリンクしているのだ。
だから、一日中スマホを見ていると、考え方や時間感覚が狭まってくる。時には遠くを見つめることも大事だ。

そういう意味でバードウォッチングは外に出て、遠くを見つめるので実は良いことかも知れない。
遠くを見よう。
これも、ウェルビーイング!
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