スタンフォード大学で行われた心理実験では、人が疑いもなく「自分は相手より上」と考えたとき、人間の残虐な部分が表出するという結果が出ているそうだ。
これは、極めて重要なデータだと思う。
何故なら、この隠された人間の心こそが「イジメ」「パワハラ」を生み出すからだ。
さらに、以前にもこのブログで書いたが、日本には特有のイジメ構造がある。
欧米のいじめでは、「強い者が弱い者を攻撃する二層構造」が多いのに対し、日本では「いじめる人、いじめられる人、はやし立てる人、無関心な傍観者」という4種類の人で構成される「四層構造」がほとんど。
四層構造では強者からの攻撃に加え、観衆や傍観者からの無視や仲間はずれといった、集団内の人間関係からの除外を図るいじめが多発する。
いわば「集団による個の排除」です。その結果、被害者は孤立し、「自分が悪いのでは?」と自分を責める傾向が強まっていきます。
これは、「子どものいじめ」研究の中で確認されたものですが、いつも子ども社会は大人社会の縮図だ。
「イジメ」「パワハラ」を無くすには
もしパワハラらしき行為が見えたら、「あの……若い社員の間でパワハラじゃないかって噂が……」と“上”に警告し、「我慢しないで相談センターに相談したほうがいい」と“下”にアドバイスすること。
そして、もし自分が被害者になったら「逃げる」こと。勇気を出して。
パワハラをするような愚かな上司のせいで、人生壊されてたまるもんか。たかが「仕事」だ。
私は昔たかが仕事と思えなかったが、今思えばたかが仕事なのだ、そう思うことが人生を守る。
これも、ウェルビーイング!
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