京都のお坊さんの言葉より(引用)
そーだよなと思う。こころが悪い方向にいきませんように。
(ここから引用)
人間のこころは一言でいって、卑しいこと・汚いこと・悪いことが大好きです。
確かに私のこころもそうです。まず、私は外の情報をありのままに認識できず、必ず三種類に分けて認識します。
つまり、「好き」「嫌い」「どうでもいい」の三つです。これは三毒煩悩と言われているものです。生命の原動力がこの三毒煩悩だと言うのですから困ったもので、なおかつ大問題です。生まれたときから大病を抱えて生きていると理解した方がよさそうです。
★【欲】貪(とん)
食欲・性欲・睡眠欲・名誉欲 欲によって私たちは目を曇らせて生きています。
★【怒り】瞋(じん)
学校の同級生・会社の同僚・近所の人・他国の人、人間は嫌いな人、敵をつくることが好きで、敵と理解したら害し攻撃しようとします。
★【無智】痴(ち)
どうしようもない根本知、そこから生まれる間違った考え、物事をありのままに見ず、欲や怒りによってさらに歪めて認識する。
普通の人の「正直」は、貪瞋痴の感情に従って生きることです。
人間社会の諸問題は、おおかた「自分に正直」な人たちが引き起こしたものです。だからと言って、自分の気持ちの正反対に生きることも無理があります。
さて、そこでお釈迦さまの教えは、『中道』です。それは、愚かで卑しいありのままの自分を「理解する」ことからはじまります。「これは欲だ」「これは怒りだ」「見解は無意味だ」と気づくことです。これが「ブッダの瞑想」気づきです。実に気づいたらその場で、感情が終焉します。それで、日々の瞑想(こころを育てる)があるのです。
(引用終わり)
そう言えば、浄土宗の増上寺に国の重要文化財「三解脱門」がある。
この門をくぐると、3つの煩悩「貪(むさぼり)、瞋(いかり)、痴(おろかさ)から解き放たれる(解脱)門とのこと。
昔から、人間は3つの煩悩が苦しみと理解してたんだなと思う。
であれば、この3つを克服できたら幸せだろうな。
これも、ウェルビーイング!
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