「雑念さん」が通り過ぎた

モヤモヤする時は誰でもある。

モヤモヤを振り払おうと、坐禅しようが、瞑想しようが、常に頭の中は妄想が光速で駆け巡ってないだろうか。

旅行に行って、息を飲むような絶景を見たそのすぐ後に仕事のことが頭に浮かんできたり、キレイな夕焼けに感度したすぐ後に、きらいな上司の顔が勝手に浮かんできたり。

これは病気でも何でもない。そういうものなのだ。

問題は、そうして浮かんできた雑念をご丁寧に一つづつ掴んで手放さないことにある。

雑念は、自分の意思に反して勝手に浮かんでくるのだから、逆に言うと自分の意思に反して勝手に消えていくもの。

ここ、結構大事なポイントだと思う。

こんなイメージだ。

ある日、自分の家の前を「雑念Aさん」が通り過ぎようとするのを家主が見かけた。家主は玄関を開けて、雑念Aさんに声をかけ、丁寧にお茶まで出してもてなしてしまう。(本当は雑念Aさんは玄関の前を通り過ぎるだけで、すぐに去っていくつもりだったのに。)

リビングで雑念Aさんと家主が話していると、段々と険悪な雰囲気になり、家主は気が滅入ってしまい、ふと気づいたら雑念Aさんは家から出て行った。

そして、またしばらくすると今度は「雑念Bさん」が玄関の前を通り過ぎようとするところを、家主が声をかけ、、、

みたいなことが延々と続く。まったくアホらしくないだろうか。

声かけなきゃいいし、玄関開けなきゃいいだけのこと。「雑念Aさん」も「雑念Bさん」もただ家主の家の前を通りかかっただけのこと。

放っておけば、通り過ぎてしまうのだ。

事ほど左様にこんなことを人は繰り返して、勝手に悩んだり疲れたりするのではないかと思う。

雑念さん、さようなら。と言えばいい。

これも、ウェルビーイング!

昭和~令和までサラリーマンやってます。心がフッと軽くなる考え方や、元気に生きて行こうという気持ちになるブログを目指してます。誰かのために、もっとWell Being(幸福)な世の中のために!

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