会社に入って初めて営業チームのリーダーになって失敗したこと。今でも鮮明に覚えているので
忘れないように記載しておきたい。
それはお客様を集めてのパーティーを開催したときのこと。そのパーティーは社員が自分でお金を払って、自分のお客様をもてなすというもの。
このイベントでお客様に喜んでもらい、契約につなげるための重要なイベントであった。
私は、部下が呼んだお客様一人ひとりに対して、「●●さんの契約を宜しくお願いします」と回っていたが、ある部下のお客様に対して思わず「●●さんは頑張っていますが、なかなか営業で苦戦してるので、何とかお願いします」と言ってしまった。
私はその部下に対して、日ごろから営業成績は良くないし、なかなか厳しい人だと思っていたのでついそう言ってしまったのだ。
その一言の後、その部下は顔を真っ赤にして「営業部長!私の大切なお客様にあんな言い方をして、私はとても恥ずかしくて悲しいです。もっと私のことをPRして下さい!」と言った。
たしかに、その通りだろう。この日のイベントは、部下にとって大事な勝負のイベントであり、自分の給料の中からお客様を接待して、何とか仕事をつなげようとしているのだ。部下が主役なのだ。
それに対して、私が部下のプライドを傷つけてしまっていたのだ。
子供から大人まで、人間には承認欲求があり、どんな人にもプライドはある。誰に対しても敬意を持って接することが大事だと学んだ瞬間だった。
もう25年ほど前の出来事だけど、今でもハッキリ覚えている。
「敬意」を持って人に接することの大切さを、若い人には知っておいてもらいたい。(てか、今の若い人は知ってる)
当時の部下の方、今何してるんだろう?あの時は失礼しました。そして大切なことを学ばせてくれてありがとうございました。
失敗から学ぶこと。
これも、ウェルビーイング!
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