コロナになって、デジタルの便利さを感じることも多いが、失ってしまったことも多い。
それは、人とのリアルな触れ合い。

年齢にかかわらず、私たちは安心できる人と一緒にいるからこそ、心が休まる。
信頼できる人との人間的な触れあいがこころの健康に大事であることを示した実験は多い。なかでも興味深いのが、親しい人にやさしく手を握られたときの脳の反応を調べた実験。悩んでいるときの脳を調べると、前頭葉の考える部分が活発に動いているらしい。
だからといって、良い考えが浮かんでくるわけではなく、あれこれ良くない考えが頭を駆け巡っているだけだ。まさに「下手な考え、休むに似たり」の状態で、脳が暴走しているのだが、自分で止めるのは難しい。考えないようにするとますます加速する。
そうしたときに、信頼できる人にやさしく手を握られると、活発すぎる脳の働きが静かになる。一方で、関係のない人に手を握られても、脳の暴走は止まらない。コロナを通して、こうした人間関係の大切さをあらためて認識することになったのではないか。
今日、大切な人と手を握ってみてはどうだろう?
これも、ウェルビーイング!
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