これは、ポジティブ心理学を提唱したセリグマン博士が提唱している、ごく簡単な方法。
夜、寝る前に、その日に起きたよいことを3つ思い出して書き出すようにする。
内容は、こころがホッとした出来事なら何でもよい。家族や友だちと話したことや笑いあったこと、道に咲いている花を見てきれいだと思ったことなど、ほっこりとした気持ちになった出来事を書き出す。
こうしたことを書き出すだけで気持ちが明るくなることが、これまでの研究でわかっている。
夜は刺激が少なく、ゆっくりした気持ちになれるが、それだけにイヤな出来事を思い出しやすい時間帯でもある。
そうした時間帯に3つのよいことを書き出すと、イヤな考えから離れることができて、前向きな気持ちになってくる。書き出さずに、頭のなかで思い出すだけでもいいように思うが、書き出した方が効果は高い。書くことで、よかったことを確認できるからだろう
夜は感情が高ぶる時間帯なので、気をつけないと情緒的にネガティブな方向に持っていかれる危険がある。
意識して、良い気分で夜を過ごすことで良い明日を迎えられるだろう。
話しは逸れるが、チベット仏教では「死の直前」の心の状態を特に大事にするということを、本で読んだことがある。
死の直前を幸せな気持ちで過ごすことができれば、その幸せば状態がずっと続くという考え方。
「終わりよければ、全て良し」
これも、ウェルビーイング!
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