今の時代、SNSでは自分が承認されることに躍起になっている気がする。
これは、SNSに限らない。会社でも自分が承認されるために、いかに自分が優秀であるかを人と競い合ったり、強くなければならない、優秀でなかればならないと社員は躍起になっている。
これって、疲れやしないか? と思ってたところ、こんな記事が日経新聞に。
チームで「弱み」を共有しよう。参考になった。
今の日本の組織では「弱み」よりは「強み」が強調されがちだ。だが、お互いの弱みが共有されると、チーム内の自分の意見や感情を表明しても、自分が危険にさらされないという安心感、つまり心理的安全性が向上する。心理的安全性が保たれている組織では、メンバーは失敗や挑戦を恐れず、新しいアイデアや意見を自由に表現することができる。
全員が弱みを持つという前提で共有を進めれば「お互いの弱いところを許容しあうチーム」へと変化し、結果的に、メンバー間で互いの強みと弱みを補完し合い、一体感を築くきっかけとなる。
そもそも、どんな人も完璧ではなく、それぞれに得意、不得意、強み、弱みがある。その弱みを他者に開示することで、人は無防備な自分をさらけ出す勇気をもち、それを受け入れることで相手との間に特別な絆が生まれるはずだ。
弱みの開示は自らの限界を認識し、その上でどのようにチームの一員として貢献できるかを模索する行為でもある。相手の弱みを知ることで、支援や助言が必要なタイミング、そしてその人の強みを最大限に生かせる場面を見極めることができる。
まずはチームづくりのためのワークショップを実施してみてはどうだろう。個々のメンバーが自己理解を深め、「強み」とここまでなら開示できるという「弱み」のワークシートを記した上で、最初にコミュニケーションの熱量をあげるために「強みの開示」を行う。そして、場の会話量が多くなったタイミングで「弱みの開示」のワークへと移る。
弱みの開示を通じたコミュニケーションは、組織の健全な発展や一体感の醸成、心理的安全性の確立に欠かせない要素だ。このプロセスを通じて、組織は真の意味でのコミュニティを形成し、それぞれのメンバーが最大限にその能力を発揮できる環境を築くことができるのではないか。(抜粋)
誰でも「弱み」はある。それを共有しよう。先日も書いたが、弱みを見せる勇気が大事な時代になってきているのではないかとつくづく思う。
これも、ウェルビーイング!
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