不安はちょっとしたきっかけで発作のように襲ってくるもの。
さて、そんな時やりがちなのは、自分の頭で「どうやったらこの不安を消すことができるのか」「何でこんな不安な気持ちになるのだろう?」「不安の原因がわかれば何とか抜け出せるはずだ」と自力で何とかしようとする方法。
または、誰かに相談して解決しようとする方法。
いずれも、何とか不安を小さくしたいと努力するのだが、その努力をすればするほど、ポンプを踏んで風船を大きくするかのように、不安は膨らんでいく。
こうした行為は結局のところ、不安という材料に火を注ぐものだからだ。人間はそういうからくりでできている。
だから、不安が襲ってきたら「ふーん、不安がやってきたみたいだ。コイツ(不安)はそれからどうするかじっくり眺めてやろう」と、分析も判断もせずに観察すれば、そのうち雲のようにどこかに行ってしまう。
このパラドックスを知っていると、人生という道を安心して歩けると思う。
これも、ウェルビーイング!
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