日経記事に掲載されていた。
中央大学の山田昌弘教授によると、その年代では男性は収入が多く安定しているようにみえても、配偶者が専業主婦やパートである場合が少なくなく、もっと稼がなければいけないというプレッシャーがある。しかし収入は思うように上がらず、家族とも良好な関係を築けてこなかったとなると悩みを相談できず孤独になる。
定職に就いている人なら仕事上の悩みはライバルでもある同僚には相談できないのではないか。また、自宅で過ごす時間が増えて夫婦ともにこれまで外で発散していたストレスを解消できず、双方が不満を抱えているとみられる。
元から仲の良かった夫婦は一緒に過ごす時間が増え、ますます良好な関係を築いたが、仲の悪い夫婦は悪化した。このような「愛情格差」が顕在化したといえるとのこと。
生活環境の変化によって、夫婦の仲の良さや経済面など様々な点で二極化が進むきっかけになった。結婚も離婚もコロナ禍で減少しているが、収束すればどちらも増加する可能性があるそうだ。
では、どうすればいいのか??
山田先生はこう言っている。
①孤独を解消するには、利害関係のない相談相手を作る必要がある。
②家族で楽しめるものを見つけたり、学生時代の友人に連絡したりすることが大切。
③行政や企業は友人を保証することはできないので、ボランティアを始める、趣味のサークルに入るなど自分から行動する必要がある。
人生100年時代。自分からつながりを作っていくことは大事なこと。
これも、ウェルビーイング!
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