ピグマリオン効果という言葉がある。
ピグマリオン効果とは、教育心理学の用語で、他者から期待されると成績が向上する現象のこと。
ちなみにピグマリオンとは、ギリシャ神話の登場人物の名前。現実の女性に失望したピグマリオンは自ら彫った女性像に恋をし、像が人間になることを願う。その願いが神によって叶えられるという話。
(こんな実験を行った)
ある小学校で普通の知能テストを、“今後、成績が伸びる児童が分かる特別なテスト”といって実施した。その後、テストの結果とは関係なく無作為に児童を選び、“今後、成績が伸びる子供”としてその名前を担任に伝えた。
するとどうなったか。今後伸びると伝えられた児童の成績が実際に上がったのだ。担任がその児童達が伸びることを信じ、期待をかけたぶん、それが本人達に通じた。
人は信頼され、期待されればそれに応えようとするものだ。
人を育てるなら、信頼して期待したほうがいい。心から信じると相手に伝わるもの。
これも、ウェルビーイング!
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