先日、実家に帰って書類の整理をしていたら、中学3年生の時の文集が出てきた。
しかも、生徒の文集ではなくクラスの保護者が書いた文集だ。当時の担任の先生もユニークなことをしたものだ。
保護者は全員匿名で書いているので、私は母親の筆跡を頼りに見つけた。
そこに書かれてあったことは、私が勉強についていけるか不安であることや、テスト前に勉強しなさいと言っても、私が反抗して「自分の事は自分でやるから放っといて(構うな)」ということが書いてあり、最後に母は「私は見守るしかないです」と締め括っていた。
いつの時代も親は子供のことが心配で、特に思春期の子供に対しては何を言っても反抗的になるし、苦労したんだなと思う。
自分が親の立場になったら、同じ心配をする。
子を持って知る親の恩というがまさにその通り。
母は亡くなる前に、「その年齢になってみないと、分からんことがあるわさ」とよく言っていた。
人を知ることは大事だけれど、人間は精神的にも肉体的にも、その歳になってみないと実際のところは分からないものだと思う。
こうした気持ちで、年上とも年下とも謙虚に接することで、独りよがりにならずに良好な関係を築くことができるのかもしれない。
これも、ウェルビーイング!
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