先日99歳で亡くなった、瀬戸内寂聴さんがこんな回答をしている。
秘密を持ちなさい
ちょっと意外な回答で面白い。瀬戸内寂聴さん曰く「秘密を持てば毎日ワクワクするでしょ。私は誰にも秘密でケータイ小説を書いていたことがあります。」だって。
波乱万丈の人生を送った彼女ならではの知恵だろう。
平安時代に同じことをしたのが、「古今和歌集」の選者である紀貫之だった。
「男も書くという日記というものを、女の自分もしてみようと思う」という序文で有名だ。まさに自分の性別を偽って書いてたので、きっとワクワクしてたに違いない。
また、「密教」も名前からして秘密めいている。これは閉ざされた師弟関係においてのみ口伝で代々伝えるべきものらしい。なので、密教のお坊さんもワクワクしてるのではないか。
何かを楽しみに待つことや、他人には言えない秘密を持って心をワクワクさせることも、ウェルビーイングに繋がるのかも知れない。
これも、ウェルビーイング!
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