養老孟司先生が面白いことを言ってる。
「自分の生命は、自分のものではない」と、何故なら、生命はもらったもので、別に自分で稼いで生まれてきたわけじゃないから。
確かに、そうだ。生命は誰のものでもない。なので、自分で勝手にいじっていいものではない。自分の生命は自分のものと錯覚してるから、人生辛かったら自分の生命なんだから自分で消しちゃえと自殺したりする。
もし、子どもに「生命は誰のもの?」と聞かれたら何と答えるか?
それは、「世の中には誰かのものであるものと、誰のものか分からないものがある。例えば月は誰のものか?その問いと同じくらい、生命はだれのものか?という問いはおかしなもの」
と、いう。
何でも理屈で解決できるものではないことを理解することは大事。
全てのことを言語的に解決できるわけではないことも理解する必要がある。
例えば、「なぜ人を殺してはいけないのか?」という質問に対しては、「『駄目だから駄目』ということに尽きる」ということになる。
ならぬものはならぬ。言語化できる理屈ではない。言語で全て説明できるとのではない。
こうした、広い視野に立って自分や生命を見つめ直すことも、大事なことだと思う。
これも、ウェルビーイング!
コメント