やはり、時代は変わりつつあるなぁと思う。
「ウェルビーイング」(心と体と社会的な状況が良い状態にあること)という、これまで聞きなれない言葉がSDGsにも取り入れられ、各企業も続々と経営理念に取り入れ始めた。
お金儲け第一主義ではなく、まず人として幸せであることが先でしょ、というごく当たり前の価値観が広まってきているのだと思う。特に、Z世代と言われる若い世代には、これからもっとこうした価値観が普及していくだろう。
まず、自分らしく、自分にとっての幸せは何か、人と比べたり競うのでもなく、幸せでありたいとうことに気づき始めている。
これは、若者だけでなく年配の人も、今からこうした価値観で生きていけば幸せになるのではないか。つまり、自分の生きてきた物差しを見直して、自分だけの人生を自分らしく幸せに生きていくこと。
価値観を見直すことは、遅すぎることはない。今日はこれからの人生で一番若い時という考え方もある。

高田 住友生命では「一人ひとりのよりよく生きる=ウェルビーイング」に貢献する企業を目指しています。廣瀬さんは、これからの若者がよりよく生きていくためにどういう考え方や取組み、心構えが必要だと思いますか。
廣瀬 自分がやりたいことをし、ありたい自分で生きる。そのためには、好きなこと、やりたいことを認識し、自分の軸を持つこと。そして、自分のためだけでなく、他人のため、次世代のため、自然のため、それこそ社会の健康のために寄与できるかという観点を持っているかがポイントかなと思います。
高田 今の時代は一人ひとりの価値観が大きく違うので、自分の軸を見つけることも重要になってきますね。
廣瀬 他と比べすぎず、自分のやり方でやりたいことをやる。輪が小さくても、その人たちを幸せにできたらという形で続けていくと、ウェルビーイングにつながっていくと思います。
高田 住友生命が扱う保険は期間が長い商品なので、若い方からご高齢の方までご加入いただいています。皆さまに年を重ねることを否定的に捉えるのではなく、肯定的に考えていただく、これは大変重要なことです。その中で、保険会社としてどうお手伝いし、どう寄り添えるかを大きなテーマにしながら、私たち自身もよりよく生きることで、よりよい社会・世界になっていけばいいと思っています。
これから、世の中はどんどん良くなっていく気がするし、自分のできる範囲でウェルビーイングにかかわっていきたい。
これも、ウェルビーイング!
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