生まれた時から男で、中高男子校だった私が、日経記事の特集で初めて知ったこと。知らなかった。。
女性は、「男性に比べ自分の能力を低く見積もりがちで、挑戦や昇進に臆病になる」傾向があるらしい。
詐欺師症候群とは
1970年代に心理学者が提唱した。客観的に高い評価を得ても自分の能力や達成したことを肯定的にとらえられず、周囲をだましている詐欺師のような心理状態になることを指す。自分の実力を過小評価しがちな女性に多くみられるらしい。
(例)ビリーアイリッシュさん(史上最年少で米グラミー賞主要4部門獲得)
「自分は良い仕事が十分できていない。あまり才能が無いと感じている」と発言。

(例)シェリルサンドバーグさん(Facebook の最高執行責任者)

「自分がペテン師ではないかと思える日々がまだある」と打ち明けている。
「管理職を目指したいか?」の質問に対する調査
国立女性教育会館が15年の新入社員約2100人を対象に実施した調査では、管理職を目指さない理由について「自分には能力がないから」としたのは入社1年目で男性が26・1%なのに対し、女性は38%に達した。
聖心女子大学の教授らが07~10年に各国で実施した調査では「管理職をめざしたい」という質問に「とてもそう思う」「まあそう思う」とした日本の女性はわずか26%。60~70%台だった他国と比べて著しく低かった。
「人生のあらゆる場面で女性は自分の力を疑ってしまう」
日本女子大学の大沢真知子名誉教授は、社会の「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)」が自信を奪う一因だと指摘する。
家庭や学校で、女の子は男の子に比べて聞き分けのある「良い子」であることを求められがちだ。その半面、間違えることを過度に避け、失敗すれば自分の能力や努力不足と落ち込む。CMやドラマでは女性が男性を補佐するシーンが頻繁に流れ「社会のあり方」としてすり込まれる。
社会人のキャリア初期には「女性の昇進を阻む『ガラスの天井』ならぬ『くっつく床』が待ち構える」(大沢さん)。キャリア発展に見込みのない仕事が振られたり、「女性には大変だ」との不要な配慮から負担の多い仕事が男性に回されたりする。失敗が回避される代わりに自信が身につかず、会議での発言や昇進を控えたりと「身の丈にあった」行動を自らとるようになってしまう。
どうすればいい?
私が社会人になった時には、男女雇用機会均等法が施行されたばかりで、総合職社員として女性が入社した頃だった。あれから35年近く経って、世の中は随分変化したと思うが、昭和世代のおっさん達の中には、正直まだまだ頭の固い人間もいることは残念ながら事実だ。
しかし、社会は確実に変わってきている。今では、家事・育児をする男性は当たり前だし、結婚した女性も会社を辞めることなくキャリアを積んでいる。また、子育てにおいても、女の子だから・男の子だからといった画一的な育て方はしなくなってきていると思う。
女子の皆さん!「詐欺師症候群」なんか吹っ飛ばせ!!
これも、ウェルビーイング!
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