ややこしい文章だが、これ理解するとスッキリする。
「山は山ならず」とは、「山」と呼ばれるものの実体はないと言う意味。
(解説)
山は土と石でできている。その山を少し削るものとする。そしてその土と石をバケツに入れたとする。私たちはそのバケツに入れられた土と石を決して山と呼ぶことはない。また、少しくらい削られても、相変わらず元の山を「山」と呼ぶ、削られた分確実に変形しているにもかかわらずである。
仮に半分くらい削られても、それは山と呼ばれる。だが、どんどん削っていくと、必ずそれは山と呼ばれなくなる。その境界というものはあるのだろうか。一体私たちはなにを指して「山」と呼んでいるのだろうか?
「これを山と名づける」とは、山に限らず全てのものは同様に実体の無いものだから、何か名前を付けておかないと相手とコミュニケーションができないので、一応「これを山と名づける」という意味。
屁理屈のようだけど、何でもそうだ。
机だって、リンゴだって、人だって名前を付けておかないと話にならない。
そう考えると、そもそも何事も実体のようなものは無いのだから、究極的には自分という実体も無いのだから、実体のない自分から生まれる悩みや苦しみや喜びさえも、そもそも実体のないもので、自分のものではなく幻想なので気にすることはない。
何が言いたいかというと、であれば、そう深刻に考えすぎず、気楽に生きていけるのではないかということ。
これも、ウェルビーイング!
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