クレアモント大学のポール・ザックという先生が、成果を挙げる国や組織にはある共通の文化があることを発見した。この先生は「経済学」と「脳科学」を掛け合わせた神経経済学という分野の第一人者だそう。(いろんな学問あるね)
それは、「信頼の文化」
信頼とは何か?「信頼関係」とは言っても「信用関係」という言葉はない。
「信頼」とは、相手と双方向のもので、感情的な結びつきがあるもの。
「信用」とは、相手への一方向のもの。
なので、「信頼」は相手のあることなので、自分ひとりでは築けないけど、自分が同僚や部下に対して「敬意を持って接する側」に回ることは、自分でできること。それが巡り巡って自分への敬意になって返ってくる。
よく「信頼は築くのが大変だけど、崩れるのは一瞬」というけど、それはウソ。「築くには大変で、崩れるのは一瞬」なのは、信用のほう。
何かアクシデントが起こったくらでは、崩れないものが信頼。
「コイツを信頼する」と決めたら、仕事ができなかろうが、刑務所に入ろうが、「俺とお前」の仲だから、と信頼は崩れない。
つまり、信頼とは能動的な決断による関係性のこと。
だから、「信頼の文化」がある組織は強いし、発展する。
では、信頼とは何か?
信頼とは、感情的な結びつきを含む、双方向の関係性である。
どうやって、相手との感情的な結びつきを強められるのか?どのように相手に関心を持てばよいか?
それは、次の3つの質問をすることで、相手への関心を示すことができるよう。
① 仕事は順調ですか?(日々の仕事で学びや変化がありますか? 変化し成長することが幸せ)
② 人生は順調ですか?
③ ご家族は幸せですか?
コメント