企業で人を採用する時に、面接する側は相手のどこを観るべきだろうか?
そもそも採用面接は、極めて非日常的で特殊な空間の中で行われる。
普通は会社の会議室で、机をはさんで向かい合い、初対面同志が限られた時間の中でお互いを探り合う。採用される側も、面接する側も緊張する。
この採用面談で特に大事なことは、面接官がしっかり準備をしておくこと。採用される側よりも、面接する側のほうが難しい。事前の準備が必要だ。準備しないで面接に臨めばお互い不幸な結果になる。
面接官の行き当たりばったりの質問であったり、相手のどこを観たいのかという哲学を持っていないケースが実は多いのではないか。
特に、新卒採用や中途採用で即戦力にはならなくても、入社後に活躍してくれそうな人をどうやって見つけるのか?
上記の場合では、採用面接で下記資質を観ていくことが大事だと思う。(資格や業務経験のような目に見えないところを見抜くことが最も重要!)
① やりきる力・・過去の経歴で何かやりきったことがあるか? 諦めないで頑張れるか?
② 自己認知の正確さ・・自分を客観的に見れるか? 自分のことを上から他人の眼で評価できるか?
③ 当たり前とする水準の高さ・・ゴミを拾う、電車で席を譲る、気づいたらコピー用紙補充、利他心
④ 自己動機付けの力・・なぜ自分は頑張ることができる人間なのか、何のために働くのか
松下幸之助さんは、「愛嬌」と「運があるかどうか」を観ていたそうだ。これも、同様。
ダイヤの原石を見抜けるかどうかが、会社の発展になるし、一緒に働く社員が良い人間であれば自分も気持ちよく働けるし、チームメンバーも元気になる。
こうした意識が大事だと思う。
これも、ウェルビーイング!
コメント