コロナの時は、自粛警察と言ってマスクをしてない人を攻撃したり、飲食店を攻撃したり。
また、芸能人のスキャンダルや有名人が何かやらかすと、あんなのありえない!とSNSで総攻撃したり。
ここで怖いのは、これは脳の仕組みであるということ。一言で言うと、人を罰することは脳にとっては「快楽」であり、中毒性があるらしい。
(引用)
他人に「正義の制裁」を加えると、脳の快楽中枢が刺激され、快楽物質である「ドーパミン」が放出される。そして、この快楽にはまってしまうと簡単には抜け出せなくなってしまい、罰する対象をつねに探し求め、決して人を許せないようになるのです。
(引用終わり)
人の脳は、裏切り者や社会のルールから外れた人といった、わかりやすい攻撃対象を見つけ、罰することに快感を覚えるようにできているのだ。
脳科学者の中野信子さんは、『人を罰したがる人は、正義に溺れてしまった中毒状態、いわば「正義中毒」と呼ぼうと思います。この構造は、いわゆる「依存症」とほとんど同じだからです。有名人の不倫スキャンダルが報じられるたびに、「そんなことをするなんて許せない」とたたきまくり、不適切な動画が投稿されると、対象者が一般人であっても、本人やその家族の個人情報までインターネット上にさらしてしまう。企業の広告が気に入らないと、その商品とは関係のないところまで粗探しをして、あげつらう……。』と語っている。
「間違ったことが許せない」
「間違っている人を、徹底的に罰しなければならない」
「私は正しく相手が間違っているのだから、どんなひどい言葉をぶつけても構わない」
では、どうすればこの中毒症状・依存症から抜け出せるのか?
それは、人間は不完全なものであり、自分も他人も不完全であることをお互いに認め合うことだと思う。このブログでも書いてるけれど、「許す」ことが人間にとって大事なことだとつくづく思う。
不完全さを受け入れること!人を許すこと!
これも、ウェルビーイング!
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