意識しないと心はあちこちさまようもの。
過去を悔やみ、将来や老後への不安で頭の中が毎日ぐるぐるして多忙だと感じてしまう。
最近の神経科学の研究によれば、人間の意識は一度に一つのことしか処理できない。複数のことを同時に行うマルチタスクができている感覚があったとしても、実際には一つずつ切り替えながら対処しているにすぎない。
マルチタスクは脳に大きな負荷がかかる。タスクの切り替えには、労力と時間(この時間は測定可能)がかかるからだ。しかも、元のタスクに戻り、その対象にしっかりと注意を向けるには、さらに時間がかかる。
時間と注意を今、目の前にある時間『今ここ』のために使うことだ。注意こそ人生の本質であり、時代を超えた、変わらぬ価値があるものだ。
過去を振り返りたい欲望、将来を予見したい欲望をシャットダウンしたいといつも葛藤している。
『今ここ』に心のいかりを海の奥底に沈めること。
これも、ウェルビーイング!
コメント