マネージャーは、チーム全体としてパフォーマンスを最大化することを求められている。
なので、「自分なしでも高いパフォーマンスが発揮できるチームにする」にはどうしたら良いか?ということを真っ先に考えることが大事。
自分1人がいくら頑張っても成果はたかが知れている。
そこで、マネジメント能力の無い上司を見抜く簡単な見分け方がある。
それは、マネジメント能力がない人ほど「俺がいないとダメ」と言いがち。ということ。
特にプレイヤーとして能力を発揮できた人間ほど「自分のようにやればよい」と考え、そうしない人間を否定したり、逆に「自分のようにできるようにしてあげなくては」と相手のやり方を無視しして自分のコピーを作ろうとしてしまいがち。
また、こうしたマネージャーは「俺(私)」中心なので、様々なタイプの部下がいても、自分のようにやらなければ不満を持ち、時にはハラスメント行為に及んでしまう。しかも、その行為が誤っていることにも残念ながら気づかないことが多い。
こういうマネジメント能力のない人は、職場だけでなく家庭でもモラハラをやったりすると思う。
「俺がいないとダメ」という心の奥底には何があるだろうか?
それは、切ないまでの「承認欲求」に突き動かされているのだろう。
自分を見て欲しい、自分が優秀なことを理解して欲しい、自分のことを分かって欲しい、と。
さらに、その心の奥底をずーっとずーっと辿っていくと、「自分が自分のことを受け入れていない、自分のことを承認していない」ことに尽きると思う。
何故なら、自分で自分のことを認めて満たしてあげていれば、相手からの承認をあえて求める必要もないからだ。
自分が自分を満たしていないので、その心の渇きを満たすために相手に依存しているに過ぎない。
そういう意味では可哀そうな人なのだろう。
職場でも家庭でも影響力のある人にとって大切なことは、「まず、自分が幸せであること」だとつくづく思う。
なので、このブログでも「上機嫌であること」の大切さを何度か書いている。
幸せで在ることは、自分だけの問題ではない。
これも、ウェルビーイング!
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