エレン・ランガーの実験。それは75歳の男性グループが、20年前と同じ環境で1週間共同生活したらどうなるかを実験したもの。
実際は75歳だが55歳当時の環境(建物の内装も20年前、その当時の肩書で相手を呼びあったり、新聞やニュースもその当時の話題を語り合う)で過ごしたら、なんと、こんな変化があったそう。
実際に起きた変化とは
- 手先の器用さが向上
- 柔軟性向上
- 姿勢が良くなった
- 視力が向上
- 見た目が若くなった(3歳若く見えるようになった)
他の実験① 「ヘアサロン実験」
27~83歳の女性の被験者47名にヘアサロンで髪型を変えてもらい、新しい髪型によって見た目が若返ったと自分で感じている被験者ほど血圧が下がっていた。
他の実験② 「ホテルの清掃員」
自分が運動不足であると感じている84人のホテル掃除婦に対して、ランガー教授は「掃除婦がやっている作業は立派な運動であり、一般に推奨されているより多めの運動量である」と伝えた。
結果、そうしたことを伝えなかった掃除婦グループと比べて、体重は減少し、BMIやヒップ・ウエスト比などの数値が改善した。
同じ作業でもそれを運動と意識するかどうかで身体への効果が変わることが示唆された。
つまり、心の状態が現実に及ぼす影響がいかに大きいかということ。
この実験結果を応用し、脳をいい意味でだまして、いい人生を送ろう!(テクニック)
- 自分で勝手に、「自分は〇歳だ」と思い込んで、なりきることで外見も若返る。
- 自分で勝手に、「自分は課長だ」と思い込んで、なりきれば一段高い視野で仕事ができる。
- 自分で勝手に、「自分は英語が出来る」と思い込めば、実際にそれができるようになる。
現実は、変えられないものではなく、思っている以上に融通が利くことと言える。
これも、ウェルビーイング!
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