妄想の話し。
自分の心、自分の人生は、ほとんど無意識的なおしゃべりで占められていると思う。
きっと他人もそうだろう。
訳もわからず、頭の中で勝手にいろいろな幻想や思考や妄想が浮かんでは消えていく。
まるで、川の流れのように。
本当は実際に存在しないのに、あたかも本物のように妄想をギュッと握りしめて苦しんだりする。
映画を見てるだけなのに。
よく通勤電車の中で思うのは、電車の中は人が一杯で、誰も喋らないのでシーンとしているが、もし頭の中を覗いたら、ぺちゃくちゃ、ぺちゃくちゃ喋りまくっているんだろーなと。
そして、ぺちゃくちゃ喋ってることにも本人は気づいていない。という滑稽な風景を妄想する。
このことについて、ケンウィルパーという思想家がユニークなことを言ってるので引用したい。
(引用)
「こうして公平に、すべての思考、幻想、観念、イメージをじっと見つめていると、あなたは次第にそうした思考やらイメージやらの無意識的な影響から解放されていく。あなたはそれを見ている。‥‥あなたは、そうした思考やら観念やらイメージに頼っている分離した自己感覚から、解放されていく。言い換えれば、あなたはエゴから自由になっていく。そこでは慣習となっているエゴは「死」に、高次の意識が「復活」(再生)する。」
(引用終わり)
無意識のおしゃべりにまともに付き合ってると疲れるから、まず気づいて関わらないようにしよう。
これも、ウェルビーイング!
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