人生100年時代らしい。
この長い時間をどう過ごすか?一般的に仕事を辞めたら「暇」な時間が多くなる。
では、学校で教えることは何か?
一橋大学長だった塩野谷先生はこう言ってた。
学校(School)と言う言葉の語源は、ギリシャ語のスコーレであり、その意味は閑暇(かんか、Leisure)である。学校で学ぶということは、暇をどのように過ごすかを学ぶことが本来の語源。そこで、閑暇を知的に使うセンスを養うためには、教育が必要である。
学校は本来、労働のための技術を学ぶところではなく、閑暇のありかたを学ぶところである。
大学で学ぶことはないと豪語して、金儲けの世界に飛び込んだ若者がいたが、金銭欲以外に人間生活のセンスを学ぶことを知らなかった不幸な人間である。
アメリカ式のビジネス・スクールが尊敬を集めているが、「忙しい」と「閑暇」を結び付けたこの接着語法はブラックユーモアと言えよう。
何と痛快な(笑)
ちっぽけなエゴイズムを最優先に考えるような人間は、真のエリートではない。
閑暇の過ごし方を学ぼう。
これも、ウェルビーイング!
コメント