一見、やさしい人が弱く、怒っている人が強そうに見えるが、実際に体の中で起きていることは逆だった。
ロンドン大学のレインらは、健康な参加者30人を集めて、怒りとやさしい気持ちが体にどんな変化をもたらすかを調べた。
怒り
参加者に今まで怒りを覚えた経験を思い出してもらい、怒りを5分間感じてもらった。
唾液検査を何度か行い、免疫の強さを表すS-IgA濃度の変化を調べた。
怒りを5分間感じた直後、免疫レベルは18%ほど一瞬あがったが、その後、もとのレベルより低くなってしまった。
もとのレベルまで戻るのに6時間かかった。
優しさ
参加者に自分にとって大切な人やものを思い出してもらい、やさしい気持ちを5分間感じてもらった。
やさしさを感じた直後、免疫レベルは40%ほど上昇し、その後も、もとのレベルより高い状態が6時間続いていた。
つまり、優しい気持ちを5分でも感じると、それは免疫を高めることになるのだ。
思い出すと笑顔になれる人を5分思い浮かべると良いかも。
これも、ウェルビーイング!
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