人間は無意識かつ直感的に人を判断する。
例えば、社長がやれ「社員を大事にする。社員が一番大事だ」とか「お客様が一番大事だ」と言ったところで、社長の頭の中の優先順位が本当に社員やお客様が1番で無ければ、そのメッセージは相手の心に届かないだろう。これはよくある話し。
社長の頭の中では、ひょっとして
1、売り上げ目標達成
2、株主への利益還元
3、来年も社長の地位を保つこと
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10、社員の幸せのため
なのかも知れない。つまり、社員のことを考えているけれど優先順位は下なのかも知れない。
何が言いたいかというと、1番大事なことしか相手には伝わらないと思っておいたほうがいいということ。
確かに頭の中ではいろいろ考えてはいるのだろうが、1番目に何を思うかが1番大事なこと。
そして、10番目から2番目までは努力すれば順位を上げることができるけれど、1番目と2番目は次元が異なるステージであるということ。
本当に相手に何かを伝えたいなら、まずは心の中でそれが1番かどうかを考え感じて吟味することが大事だ。真実か嘘(嘘でなくても低い優先順位)は瞬時に敏感に伝わるもの。
最近では、AIですら人間の笑顔を読み取って、本当の笑顔か作り笑顔かを見分けることもできるようだ。
世界で一番高い山は「エベレスト」。日本で一番高い山は「富士山」と即答できるが、果たして2番目は?と聞かれて何人の人が答えられるのだろう?
シンプルに1番大切なことは何か?を突き詰めて考えることは大事だと思う。
これも、ウェルビーイング!
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