当たり前のことだが、意外とこうした意識を持たないことがあるのではないか。
特に、親しい間柄において。例えば家族とか、職場とか、部活とか、クラスとか、広くは日本人とか。
「同じ家族なんだから」「同じ職場なんだから」「同じ仲間だから」「同じ日本人だから」等々、会話でよくありがちかも。
これは、コミュニケーションで都合が良いときもあるけれど、時には「同じ仲間なのに、何であんな考え方するのか意味不明」とか、「同じ会社なんだから、そんな考え方はおかしいよ」とか、相手を非難することにもつながりやすい。
よくよく考えたら、相手の考えてることや、気持ちって本当に理解できるものなのだろうか?
ある程度は理解できるだろうが、人の気持ちは摩訶不思議なもので、本当のところはわからないものだと思う。
何が言いたいかと言うと、まずは「自分」と「相手」は違う人間なんだという謙虚な気持ちで、相手のことを理解しようとすることが大事だと思う。
目の前の「相手」が「自分」と違う人間と思えば、考え方が違っても、意見が違っても、理解できるのではないか。
そうすれば、相手と自分は同じという妄想にとらわれないで、冷静にコミュニケーションが取れると思う。
特に、長い時間を過ごす職場の上司や同僚に対しては、文句を言う前に自分とは違う人間なんだ、だから相手の目からは世界がどのように見えるんだろう?と想像してみるのも良いと思う。
そのために必要なのは、「対話」だ。対話を通じて相手のことを理解すること。でも、理解したからといって、必ずしも相手に「同意」する必要もない。
そんな、健全な人間関係を築きたいもの。
これも、ウェルビーイング!
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