幸福になりたいと願う人が幸福から遠ざかる皮肉

幸福になりたいと思う人は多いだろう。しかし、願えば願うほど幸福は遠ざかるらしい。

これは、ストックホルム商科大学のミカエル・ダレーン教授の研究から。

こんな研究をしたそうだ。

ある研究で、研究者たちは被験者に「音楽を聴くと幸せになれると思いますか?」という質問をし、明るい曲を聴いてもらいました。音楽を聴いている間は楽しそうだった被験者も、その音楽をどれだけ楽しんだかを評価する段階になると平均して低い答えを出す結果に。この質問によって、自動的に幸福度を基準にして音楽を評価するようになったためです。

映画を観る人を対象に行われた同様の実験でも、映画を観ると幸福になるかもしれないと期待した人は、映画鑑賞をあまり好まなくなりました。

つまり、幸福を基準に物事を考えはじめると、そのものごと自体をあまり楽しめなくなるから。

順番が逆なのだ。

(誤)「幸福になりたい」→「だから●●をする」
(正)「●●をした、●●をやってみた」→結果として「幸福だった」

幸福とは目指すものではなくて、結果として後からついてくるもの、感じるものだ。これ意外に盲点かも。

仏教で幸福とは何か?という質問に対して、スマナサーラ長老は「充実感」と言っていた。

まずやってみて、「あー良かったなぁ。楽しかったなぁ」となればそれで十分だろう。

これも、ウェルビーイング!

昭和~令和までサラリーマンやってます。心がフッと軽くなる考え方や、元気に生きて行こうという気持ちになるブログを目指してます。誰かのために、もっとWell Being(幸福)な世の中のために!

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