誰しも気分が落ち込む時はある。
そんな時の対処法は人それそれいろいろあるだろう。美味しいものを食べたり、音楽を聴いたり、ゆっくり温泉に入ったり、運動したり、、
こうした表面的な対処法はいろいろあるだろう。では、肝心の心の中では何が行われているのか。
①気分が落ち込んだり沈んだ(誰かに嫌なこと言われた、やってみたけど失敗した等々)
↓
②この状態から抜け出すために、今すぐ何かしなければと焦る。この状態のままでいることが怖い。
↓
③過去のことを考えれば考えるほど、症状は悪化し、泥沼にはまっていく。
こうした悪循環に入ってしまう。
まるで、転んだ時にできた傷口を早く治そうとして、ようやく傷口にかさぶたができたと思ったら、触ってしまい、治りかけの傷口が広がって、更に化膿してしまったみたいな。。
目に見える傷は、傷口に触らないで放っておけば治るということを知っているけど、目に見えない心の傷の治し方は知らないから、早く治そうとしてかさぶたを何度も何度も触ってしまい、余計に悪化してしまうもの。
だから、心の傷口に対しても、身体の傷とおなじように「放っておけば、やがて治るもの」と信じて、早く治そうというせっぱつまった感じを無視することが大事。
心の傷口を広げる行為(身体で例えると、治ろうとするために出来るかさぶたに触れること)とは、心が「過去」や「未来」に行き来すること。
だから、放っておくこととは、心を「今ここ」にとどめること。
まとめると、落ち込んだ時の対処法は、早く抜け出そうとするせっぱつまった感情を無視し、傷口をこれ以上広げないように「過去」と「未来」を妄想せず、しっかりと「今ここ」にとどまること。
そうすれば、身体の自然治癒の仕組みとおなじように、心の落ち込みはやがて去っていく。
転んだ時の傷を早く治そうと、かさぶた(過去と未来)を触らないこと。
これも、ウェルビーイング!
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