職場に必要な人はどっち? 仕事できる人かムードメーカーか?

極端な質問だけど、答えは「ムードメーカー」の人のほうが職場には大事だそう。

なぜ、ムードメーカーの人が職場で大事なのか?

(理由その1)幸福感が生産性にも貢献することが分かってきたから。

企業においても、幸せな従業員は、不幸せな従業員よりも、創造性が3倍高く、生産性が30%高く、欠勤率が低く、離職率が低く、組織を助け、外向的で、知的で、創造的で、情緒が安定し、健康であり、長寿でもあることが分かってきた。

ムードメーカーの人は職場の仲間を明るくしてくれるから、社員は幸福感を感じる。

職場の状況を良くするうえでは、たまに行う大きなイベントではなく、同僚同士の日々の声掛けなど、ささいな行為こそが有効性が高いらしい。

「笑う」という行為そのものが大きなメリットを生むことはよく知られている。また、ユーモアは職場でポジティブなインパクトを持つと、多くの研究が示している。

「ペンシルベニア大学ウォートンスクールやマサチューセッツ工科大学、ロンドン・ビジネス・スクールといった名だたる機関で行われた研究によると、クスクス笑いや大笑いをするたびに、ビジネス上のメリットが得られる

職場で誰かが言ったジョークや他愛もない話に大笑いしたり、クスクス笑いをしたりした時、どのような気分になるのか、自身で観察してみるといいだろう。もちろん楽しい気分になるだろうし、職場や職場の仲間たちへの愛着感は増すに違いない。

また、その時に取り組んでいた業務に対しても、より前向きな気持ちで取り組めるはずだ。しかし、厚生労働省の統計によれば、「同僚と仕事やプライベートの会話で笑うことがあるか?」との問いに「はい」と答えた人の数は30%にすぎなかった。(←ここびっくり)

だからこそ、職場を良い雰囲気にさせ、笑いをもたらしてくれるムードメーカーは大事!

(理由その2)もしムードメーカーがいなくなると、チーム全体の活力が削がれるから。

ハイパフォーマーが1人いなくなることよりも、ムードメーカーが1人いなくなることの痛手の方がはるかに大きい。なぜなら、ハイパフォーマー1人がいなくなっても、その分の業績が減るだけだが、ムードメーカーがいなくなれば、チーム力そのものが大きく削がれる可能性があるから

例えば褒め上手なリーダーや駄じゃれ好きなリーダーなどは、褒めたり、感謝したり、ジョークを言ったり、何かと有効な小さいけど楽しい雰囲気を作り出してくれる。

柔道で言うところの、「一本」でも「技あり」でもなく、「有効」となるような小さなアドバンテージを積み重ねる。柔道においては、「有効」をいくつ積み重ねても「一本」にはならないが、職場においては「有効」の積み重ねは「一本」以上の意味があるのだ。

そうした意味では、職場のムードメーカーは大変ありがたい存在。しかし、ムードメーカーは、日頃それほど重んじられる存在ではないかもしれないが、ムードメーカーは、メンバー間の距離を縮めてくれており、協力を促し、生産性を高めていることは研究の結果からも示されている。職場に必要なのは、ハイパフォーマーよりも、ムードメーカーなのだ。

こうした人を大事にすること、こうした人に自分もなりたい。

これもウェルビーイング!

昭和~令和までサラリーマンやってます。心がフッと軽くなる考え方や、元気に生きて行こうという気持ちになるブログを目指してます。誰かのために、もっとWell Being(幸福)な世の中のために!

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