上司や部下、親と子ども、の間柄はともすれば上下の縦の関係になりがち。
しかし、心理学者のアドラーは「横の関係」を大事にしてきた。
人間に「役割の違い」はあっても、人間に「上下」はない。

上下の関係には緊張感が生まれると思うが、横の関係ではリラックスしていられると思う。
googleの研究では「生産性の高いチームは、心理的安全性も高い」ということが言われており、会社でも「心理的安全性」という言葉が良くでるようになった。
心理的安全性という小難しい言葉よりも、「横の関係」「人間に上下はない」という感覚が共有されている組織は居心地が良い。➡アドラーはこれを『共同体感覚』と言っている。
※ 共同体感覚とは、共同体に対する所属感、共感、信頼感や貢献感などを総称したもの。
こんな話しを聞いたことがある。
お母さんが赤ちゃんに離乳食を上げる時に、「この食事はお口に合うかしら?」と言って差し上げたそうだ。(笑)それくらいに思ったほうがお互い良い関係が築けるのかも知れない。
そういえば、ボート部にいた時も共同体感覚はあったように思う。先輩と後輩の上下が強烈ではなく、先輩も皿洗いするし掃除もする。
「居場所がある」「ここに居れば安心できる」という所属感は人間にとってとても大事なこと。
これも、ウェルビーイング!
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