NHKで引きこもりの特集をやってた。
様々な理由で社会に出られず引きこもったり、不登校になったりする人はいる。そういう人に対して「何やってるの!がんばって働きなさい」「ちゃんと毎日学校へ行きなさい!」と口で言うのは簡単だろう。
でも、当人は好きで引きこもってるのではなく、好きで学校に行かないのではない。本当は働きたい、学校に行きたいと思いながらも、いじめや様々な理由で行きたくとも行けないのだ。
だから、本人も辛いのだ。引きこもっている自分や学校に行けない自分を否定し、自分が自分を責めている人もいるだろう。
心が緊急避難を必要としているのだ。だから「一時的に」逃げて、心の安全を確保することは必要だ。
引きこもったり、不登校の子供がいたら、当然親は心配するだろうが、子どもが一時的に心を守るために避難して逃げているのだから、しっかり守ってあげることが大切だと思う。
こういう一時的な避難、逃げることは大事なことだ。
一方、自分の人生そのものから逃げるために自ら死を選ぶことは、大間違いだ。(先日、某歌舞伎役者が両親と一緒に死のうとしてたが、、)
理由は、死んでからも(恐らく)逃げ切ることはできないからだ。
この世できっちりと、辛いことや嫌だと思うことに、目を見開いて真正面から向き合うことでしか、嫌なことから逃げきれないのではないか。中途半端なやり方では、いつまでも嫌なことは自分を追いかけてくると思う。
一時的に心を避難させることは良いけど、人生そのものからは逃げても逃げ切れない。
辛い時は、まるで自分1人だけがこの世で苦しんでいるように思いがちで、自分以外の人は皆幸せに見えてしまう(私もそうだった)
そんな時は、勇気を持って、恥ずかしいかもしれないけど『助けて!』と言ってみよう。
私も自分から『助けて!』と言えなかった。でも言ってみると救われる。きっと誰かがサポートしてくれる。その誰かは、人かも知れないし、本かも知れない(私は本に結構助けられた)。
これも、ウェルビーイング!
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