哲学者ジャン=ポール・サルトルの言葉。
「𝐋𝐢𝐟𝐞 𝐢𝐬 𝐂 𝐛𝐞𝐭𝐰𝐞𝐞𝐧 𝐁 𝐚𝐧𝐝 𝐃」
「人生はB(Birth=誕生)とD(Death=死)の間、C(Choice=選択)の連続だ」とういう意味。
確かに、日々何を「選択」するかで、結果や方向性は変わってくる。
その時、正しいと思って選択したことが、後から振り返って正しかったのか、間違ってたのかは、その時になってみないと分からないし、更に時が経てばその評価も変わってくるかもしれない。
選択するとは、将来の何か良い結果を期待して行う行為だと思うが、自分が期待する結果と必ずしも結び付いていないことは理解しておく必要があるだろう。
例えば、人生様々な選択がある。進学、就職、結婚、家を買う、車に乗って出かける、飛行機に乗る、等々。
その選択一つで、誰に会い、その結果どうなるか。或いは、この道を車で通ったから渋滞に巻き込まれたりとか、家を出るのが早かったから電車遅延に巻き込まれなかったとか、、
人間は意識的であれ無意識であれ、小さなこと含めて約70回の選択をするらしい。
なので、確かにサルトルの言う通り、人生は選択の連続だ。
では、選択をどのように理解したらよいか考えてみた。
選択とは「縁起」ではないか?
「縁起」とは「すべての存在は無数無量といってよい程の因縁によって在り得ている」という仏教の考え方。
なので、仏教における縁起とは、私たちは因縁によって存在するのであって、それらの因縁を取り除いたら「私」と言われる確かな存在は塵垢ほどもないという意味である。それを「無我」という。
ここまで大げさに(笑)考えることも無いかもしれないが、何かを選択することで、その因縁によって何かが生じるということだろう。
ただ、「すべての存在は無数無量といってよい程の因縁によって在り得ている」ので、選択の先にある結果は分からない。
では、どう選択すれば良いのか?
選択の先にある結果が分からないのであれば、結果を気にしても仕方ない。
では、選択するときに何を意識すれば良いか?自分の答えは、「ワクワクする気持ち、直感、腹で感じるフィーリング」でしっくり来る感じで何かを選択したいと思う。
その時に、不安や恐れの感情も出てくるかもしれないが、自分自身の心の奥底では選択する答えは知っているはず。
なので、先のことを不安に思って後から振り返って後悔する選択をするよりも、自分を信頼してワクワクを大事にする選択をこれからの人生でしていこうと思う。
先のことは分からない。
「人間万事塞翁が馬」「禍福は糾える縄の如し」アントニオ猪木の「道」、、、
誕生日の今日、もっと自分を信頼して、これからの人生を「選択」していこう!
これも、ウェルビーイング!
コメント