やっぱり、「上機嫌が大事」ってこと。
長年サラリーマンやってて、経験として何となく分かってたことが、科学的知見で裏付けられると非常に参考になる。
いろんな組織や家族や友人関係でも当てはまるし、知っておくと良い数字が、「ロサダライン」というもの。なるほどと思った。
ロサダラインとは?
・心理学者でありビジネスコンサルタントである、マルシャル・ロサダが発見した数字。
・ビジネスチームに成功をもたらすためには、「メンバー間のポジティブな相互作用と、ネガティブな相互作用の比率」が最低でも3:1でなければならないということ。
・マルシャル・F・ロサダ博士は「業績が上がらないチームをいかに成功に導くか」を研究する
ために、60ものマネジメントチームを調査対象とし、それぞれ年間の経営目標や戦略プランを
組み立てている様子を観察して3つのフレームワークに分類した。
・そして、60チームの業績を ①生産性 ②顧客満足度 ③社内評価 の3視点で評価し、発言フレー
ムワークと業績評価を検証したところ、ポジティブ発言(P)とネガティブ発言(N)の比率と強い
関連性を持つことが発見された。
・ポジネガ比率 高業績チーム = 6:1 / 中業績チーム = 2 : 1 / 低業績チーム = 0.75 : 1
研究では個人や夫婦をも対象とし、最終的に「人間がうまく機能するポジネガ比率 =3:1」
(ロサダライン) であると結論づけた。
➡言い換えると、1つのネガティブな意見や行動の悪影響を打ち消すのに、3倍の量のポジティブな意見や行動が必要だということだ。
ポジティブとネガティブの割合がこのライン以下だと、チームの仕事ぶりは急速に落ち込む。ラインを上回る比率であれば、チームは能力を存分に発揮する。
➡調査結果によれば、6対1くらいが理想だという。
こういう点からすれば、上機嫌を周囲に振りまいてくれる人には感謝すべきであろう。
一方、自分の感情のままに不機嫌を振りまいてしまう人は職場に対して大きな害を及ぼしていることになる。
実感
・組織で特に影響力が強く、責任を持っているのはリーダー(役職者)であるので、上司がマイナス思考でネガティブだと、3倍以上の負のパワーで組織はダメチームになっていく。
(以前、営業組織のリーダーやってた時に、仕事はできるがマイナスオーラ満載の部下に苦労したわ、、また自分もネガティブだったかも。自戒の念)
・だから人事は特に大事。仕事ができる=実務ができる奴という単純な見方ではだめで、その人物のものの考え方や人生観までを見て、人間力を観る目を持つことが大事。だから、「人を見る目」があ大事。
・採用活動も同じ。その人物の履歴書だけで選んでは絶対ダメ。ババを引かないように注意。ババ引くとあとが大変になる。(※ババ=周りに悪影響を及ぼす人)
哲学が科学になる世の中へ
Well Beingが大事
・これまで人生経験豊富な長老や経営者が経験則で学んできたことが、ここ最近の科学的知見でより数値化されて分かってきた。
であれば、これから社会に出る若者や、これから起業や経営を目指す人たちは、理屈を知って人間社会を生きていくことがますます重要になるはす。
・僕らが壁にぶち当たり、人間関係で悩んできたことを、わざわざすることなく、もっと知的にスマートに自分の人生を生きていって欲しいし、自分もそうしたい。
コメント