誰でも知ってる「北風と太陽」。
どちらが先に旅人のマントを脱がすことができるのか、北風と太陽が争った話し。
そもそも、旅人はなぜマントをまとっていたのか。
当たり前だが、旅人は寒いのでマントをまとっているわけで、つまり「暖かさ」が足りない状況にある。
しかし、北風はマントを脱がせることを急ぐあまり、旅人が最も望んでいない「寒さ」を吹き付けてしまった。一方の太陽は、まさに旅人が欲していた「暖かさ」を届けたので、いとも簡単に、マントを脱がせることができた。
この物語を、人の心に置き換えてみると、心を閉ざしている状態というのは、自分を他人から防衛しているのであり、力づくでこの防衛を取り除こうと急いでしまうと、結果は裏目に出てしまう。
ここで、大事なのは「急がず」「焦らず」その人の抱える「寒さ」に思いを馳せることなんだと思う。ついつい、何か人が困っていると相手の事情を深く理解せずに、「あーすればいい」「こーすればいい」とアドバイスしがちだ。まさに私がそうだ。
じっと「待つ」こと
北風のように、相手をコントロールするのではなく、相手のマントの意味を(心で)理解し、ひたすら待つことで、相手が心を開くものだ。
自然とこうした態度が身についている人もいるだろう。私はまだまだだ。
みんなが心のマントを脱いで、お互い暖かい関係を築くことができるようにしたいもの。
焦らず。
これも、ウェルビーイング!
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