確かにーと思う。
体育会系で育った経験と、これまで出会った人々を見てきて、自分の考えが無い人間は伸びないと思う。先輩に何か言われて「はい」と元気よく挨拶するのはいい。しかし、で、自分はこう思うという軸が無いと部活でも社会に出ても伸びないんだよね。
(青学、原監督)
スカウティングで全国の高校を回っていると、こちらの問いかけに「ハイッ!」と明るく元気に返事をする選手が多いことに気づきます。
「頑張っている?」と聞いても、「ハイッ!」。
「調子よさそうだね?」と聞いても、「ハイッ!」。
私の話をなにも聞いていないのか、元気に明るく「ハイッ!」と言っておけばいいと思っているのか、とにかく「ハイッ!」で終わる選手が目につきます。素直だし、印象も悪くありませんが、残念ながら期待できる人材とはいえません。少なくとも、このようなタイプはうちの部では芽が出ないでしょう。
一般的に監督の言うことになんでも「ハイッ!」と答える学生は、素直で真面目ないい子だといわれます。しかし、私はそういう子にぜんぜん魅力を感じません。いい子だとも思いません。
もちろん、なかには頭の中でいろいろと考えをめぐらせる子もいるでしょうが、自分でなにも考えていない子が多いように思うからです。
そういう子は、監督の指示どおりにやってさえいればいいと思っているのでしょう。しかし、その最大の弊害は、練習のときも試合のときも、監督を意識するようになることです。指示どおりに走れているかどうかを確認するレベルならまだしも、監督の顔色をうかがうようになったら最悪です。縮こまってしまって、自分のパフォーマンスを発揮するどころではなくなります。勝負するのはあくまでも競争している相手であって、監督であってはならないのです。
箱根駅伝も会社も人生も「ちょっとヤンチャ」くらいでいい。

つまり、自分軸で生きること。今年はちょっと勇気を出して、自分軸で過ごしてみたらどうだろう?
「ハイッ!わかりました!」、、?
これも、ウェルビーイング!
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